投げ出したくなって、お酒を飲みに行くのはOK。明日にはなんとかなる!と寝てしまうのもOK。私はそう思います。
それくらいでちょうどいい。生真面目になりすぎない、そうしないと自分の限界を超えて頑張りすぎて力尽きて心身を病んでしまうからです。
夜間の勤務に従事している人の場合は、昼夜逆転の生活であっても、それなりにリズムが一定しているなら、自律神経系の乱れは起きにくいものです。
長いことずっと夜型の生活をしてきた人が急に朝型に切り替え、睡眠時間帯を一変すると、かえって脳や体に負担をかけ、不調が生じる場合もあります。
あまりに不規則な生活になってしまう人の場合は要注意です。
たとえば、頻繁に海外出張し、ジェットラグなどものともせず、エネルギッシュに活動している人もいますが、実は体に相当の負担がかかっていると思われます。
仕事の都合でたびたび出張しなければならないとしても、努めて体への負担を軽くしてやる必要があります。
その方法は人により微妙に異なるのですが、機内では食事をせずに胃腸を休めるとか、できるだけ早く現地時間に体をならすために、睡眠の時間帯を調整することのほか、できる限りのことを試していただきたいと思います。
24時間営業の店に勤務し、早番、遅番、深夜番と3交代シフトになっているという人もいます。この場合もリズムがあまりにも不規則なため、自律神経系が乱調になり、うつになりやすいので注意が必要です。
自衛策として、休日は1日中寝る。
疲れを取るには、とにかく眠ることが一番です。よく眠って疲れをとり、自然の生体リズムを取り戻してください。
院長 高橋龍太郎著書『仕事も人間関係も「いっぱいいっぱい」にならない方法』より抜粋
高橋院長のひと言
「寝る子は育つ」は、子供のためだけの言葉ではありません。
「寝る大人も育つ」のです。
タカハシクリニック 院長 高橋龍太郎