アワアワしそうになったら・・・一瞬で切り替わる深呼吸
仕事でも家庭に帰っても立て込んでいて、あれもやらなきゃこれもしなきゃという状態になってしまうことがありますね。こんなときは要注意です。「オン」と「オフ」の切り替えが場所が変わればふつう自然にできるものですけど、家庭に帰っても「オフ」に入らず、一日中交感神経が興奮している「オン」になってしまいます。
これが続くと典型的なストレス過多状態になってしまいます。うまくストレスをやり過ごすには、適宜切り替える知恵が必要です。
自律神経の切り替えスイッチとして、一番簡単なのは、深呼吸です。
意識して深い呼吸をするといいのですが、このときできるだけ腹式呼吸をするように心がけると、いっそう効果が高まります。
まずは準備体操です。
腹部をふくらませたり、へこませたりしてください。
腹部をへこませた状態から、深呼吸をスタートします。
頭の中で1・2・3と数えながら、鼻から息を吸って腹部をふくらませます。
カウント3で、吸うのを止めます。
そのまま1〜3秒おきます。
次に、口を開けてゆっくりと息を吐き、腹部をへこませていきます。
吐くときも、1・2・3と数えながら行ってください。
7カウントですっかり吐ききるようにします。
これを5回ほどやると、スイッチ切り替えができます。簡単ですね。
ともあれ、男性も女性も、呼吸をするなら腹式で、というのが私のおすすめです。腹式ならば、より深い呼吸をすることができ、体内に取り込む酸素の量が増えます。
すると自然と気持ちが落ち着いてきて、副交感神経のスイッチがオンになるのです。
だからますます気分が落ち着き、脳の血流もよくなって、ものごとを考える力や感じる力、直感も冴えてきます。
高橋院長著書『仕事も人間関係も「いっぱいいっぱい」にならない方法』より、深呼吸のアドバイスをお送り致します。