寝苦しく、眠りが浅くなりがちな夏。睡眠薬を使う前に、生活習慣を見直してみましょう。
1.朝食:朝、必須アミノ酸の一つの、トリプトファンを摂ると、幸せホルモンのセロトニンの原料になり、15時間後頃には、睡眠を促すホルモンのメラトニンになります。トリプトファンは、主にタンパク質に多く含まれますが、朝食の食材としては、卵、バナナ、ヨーグルト等を選ぶと良いと思います。
2.入浴:就寝1時間前くらいに、38〜40℃のぬるめのお風呂に入れば、就寝時に深部体温が下がり、寝つきが良くなります。入浴が無理な時は、シャワーの後、42℃以上の熱めのお湯で、10分程度、足湯だけでもやってみて下さい。
3.寝具・パジャマ:吸水、放温性に優れた麻・綿・ガーゼがお勧めです。頭が暑いと寝苦しいので、冷却グッズ等を使うのは良いと思いますが、筋肉の少ない足首は、特に女性では冷えやすいので、温めるようにして下さい。
4.エアコンの温度:寝室が暑い時は、就寝1時間前に、エアコンで25℃にして強風で一気に冷やし、就寝時には設定温度を28℃程度にして、冷やし過ぎないようにしましょう。 家族と一緒に寝る方は、低い室温を好む人に合わせて、寒いと感じる方は、寝具やパジャマで調整しましょう。
以上のことを気を付けてみても、眠れず、お悩みになられている方は、当院へご相談下さい。 タカハシクリニック 高見澤彩里